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軽い屋根より丈夫な家

昨日耳にしたのが、「軽い瓦に葺き替えてもらった」という話です。

軽い瓦?

聞いてみると・・・メーカーも知らない、当然産地も知らない、瓦の名前もしらない。ただ、軽いという事だけでした。

どういう説明をされたのかわかりませんが。。。

躯体も補強してもらったので大丈夫、と言われていました。

確かに古い建物なので、それは良い事です。

でも、屋根屋としてはどうしても軽い瓦というのがよくわかりません。

平米あたりの枚数が少なければ全体としては軽くなる。棟を簡略化すれば軽くなる。

という事かと思ったのですが、知らないとの事。

昨今、屋根は軽くというのが主流のようで、瓦業界にとっては大変な状況です。

ですが、お歳の方ほど瓦が良いと言われる事が多く、その理由を考えてみました。

・メディアに左右されない。。。頑固?
・長い経験上から瓦が良いと判断できる材料をたくさん知っている
・新しい物への不信感
・そう勝手に思っているだけ
・大工さんがそのように言っている
・板金屋さんの家が瓦屋根だから瓦の方がいいのではないか

これらは、いろんな方々と会い話をしてきた中で、実際に言われたり、感じたところです。

情報過多とも言える現代ですので、素人さんが中途半端に聞きかじったり調べた情報というのは危ない事も多いですね。

実際、ネットでいろんな情報が取れますが・・・あれ?と思うようなサイトも結構あります。

なにせ、屋根・葺き替えなんて入力すると、上位に出てくるのは、紹介業者やホームページ作成業者。

驚きです。

どこからかコピペしてきたような内容のサイトもありますね。

大丈夫なんでしょうか?

最終的には、登録されている屋根屋さんが対応するのでしょうから、大丈夫なのかもしれません。

実は、HDDがトラブルで認識されなくなった時に、ネットでいろいろ調べて業者に出そうかと思ったことがあります。

バックアップ前のトラブルだったので、真っ青です。業務用のデータもありますので。

あたふたと何社かの業者に電話をしました。どのサイトも見栄えがして丁寧な対応です。が、いかんせん料金が高い。

10万いないなら・・・と思ってたら、なんとどの業者も30万~数百万という値段でした。

しかも、詳しい話のできる担当者という人と話をしましたが、、、お話にならないレベルでした。本当にHDDの構造を知っているのか?クリーンルームの話もされましたが、どのレベルのクリーンルームかもしらない始末でした。

自分の方が詳しくて、がっかり。でも、執拗に「とりあえずHDDを送ってみてください」の一点張り。

話せば話すほど不信感が募ったのです。

半ば諦めていたのですが、ネットで情報をさがしていると、解決方法が出ていました。しかしながら、本当に大丈夫か?

その方向でいろいろ調べると、いくつかヒットして、結構細かく出ていたのです。

しかし、ケーブルが必要ですし、本当に自分でできるのか?という心配も。

ケーブルを探していると、ヤフオクにありました。結構安価で。ダメ元で注文。トライする価値はありそうでしたので。

ケーブルとともに詳しい説明書きもついてきたので、その通りやりました。

すると、復活。

但し、データを吸い出すには、ソフトが要ります。

いろんなフリーのソフトを試したのですが、無理。

で、メーカー製のソフトの仕様版を試したところ、認識されました。が、ちゃんと吸い出すには試用版では無理でしたので、有料版のシリアルNo.を買って・・・ついにデータを殆どすべて吸い出す事ができました。

長々と書きましたが、ネット検索で上位に来るサイトはSEO対策されていて目につき易く、商売になるというデータがあるため、お金を出して、対策を練っている場合が多いのです。
しかし、現実は上に買いた通り。役に立つかどうかは別のようです。

つまり、本当に大変なことですが、ネット上の方法は自分で冷静に見極める必要があると思います。
安易にネットの情報に飛びつくのは危険。あるいは、高い買い物になる場合がある・・・そんな気がします。

便利は危険・・・・そう言った人がいます。

確かに。

家は長い付き合いになります。その間、何が起こるかわかりません。

軽い瓦と説明を受けた方、本当に軽いのか?なぜ軽いのか?なぜ軽い方が良いのか?本当に軽い屋根が良いのか?

納得したなら、後は自己責任です。納得も無しに大金をかけるのは、どうかと思うのです。

それと、家で一番大事なのは、家本体であると私は思います。基礎・躯体・屋根。

屋根屋だからと言われれば、それまでですが・・・・
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お寺の納骨堂で鳥衾(とりぶすま)

お寺の仕事をしていて楽しいのは、民家で使う瓦と違う瓦を使うことがある事です。

(建築会社さんの考えや予算等の制約の中で、なんとか少しでもお寺さんや檀家さんに喜んでいただける屋根をと思っています。)

今回の鬼瓦は、古代鬼面というものです。

DSCN1989_R.jpg

一般的に鬼面といわれるものは、もう少し立体的な鬼ですね。鬼の角が飛び出てるものを見た事ある人も多いでしょう。

この鬼は少し薄く、角もありません。

が、鬼の形相はしていますね。

さて、すっきりしている鬼の頭?ですが・・・ここにとある突起物が乗る事になります。

それが、これ・・・・鳥衾(とりぶすま)です。

R0013602_R.jpg

この瓦の言われは諸説あるようでして、鬼を鳥の糞で汚さないようにするためというのがありますが・・・私個人としては、それはどうなのかと思っています。

衾(伏間とか臥間とか書く場合もあるようですが、どれもふすまと読みます)というのは昔の寝具を表す言葉らしいので、鳥の布団?・・・つまり鳥の寝床ということでしょうか。

確かに、鳥が止まりやすい・・止まり木のように見えなくもありません。

私の個人的な見解としては、豪華に見えるしカッコいいから付ける、それでいいのではないかと思っています。

実は、瓦の役物には、それぞれ意味があり装飾という単純なものではなく、魔除けとか福を呼ぶとか防災とか繁栄とか・・・いろんな願いが込められているものが多いようです。

そういった意味では、単なる止まり木と考えるよりも、幸福を運んでくる鳥の寝床であるとか、鳥に疲れを癒すため一休みしてもらう止まり木(結局止まり木?笑)として人の優しさを表しているとか、いろいろと良い方に考えたいと思います。

ちなみに、この瓦・・・少し反らしてありまして、棟を巻く(のし瓦を積む)時にその反りに合わせて積むことになります。この曲線が綺麗だと、棟が一層ひき立ちます。

この棟は少し低めなので、大きな照り(反り)にはなっていませんが、美しい曲線を描いています。

ちなみに、鳥休みという瓦もあります。。。。説明すると長くなるので、興味のある方はググってください。

鳥休み・・・そのまんまです。(笑


民家であっても社寺であっても、耐震・耐風の工法で施工しています。

軒瓦は3点止め
R0013604_R.jpg

ここでは、瓦尻に(逆回転防止機能付き)ステンレススクリュー釘を2か所。そして、瓦の頭よりの差し込み側に浮き上がり防止ようにステンレスのL型釘(セブン釘ともいう)を打っています。

平瓦は全ての瓦を(逆回転防止機能付き)ステンレススクリュー釘止め
R0013605_R.jpg

という工事をしています。

最近めっきり減った「いぶし瓦」ですが、その美しさを一軒でも多く届ける事が出来ればと思います。

3匹のこぶたで考える家のこと

家にもいろいろありますね。

子供のころ見た「三匹のこぶた」・・・皆さんも一度は見たり聞いたりしたことがあるでしょう?!

年代にもよりますかね?

これです↓



一見なんの変哲もないディズニーアニメですが・・・建物の本質をついているように思えます。

オオカミは災害。

一口に軽い家が災害に弱いとは言いませんが(新しい建築基準法の基準に沿って建てられてれば)。

軽い家は・・・基礎や躯体を軽い家の基準で作られますし、重い家?は・・・その基準で作られます。

要するに災害に対する抗力は同等ということですね。数値的には。あくまでも数字。

数値的に強度が担保されるのは重要な事だと思います。

しかしながら、住宅は高価な買い物で、一生のうちに一度という人が多いでしょう。

そして、その殆どの人が住宅ローンを組まれることでしょう。

そして、よく聞く話の一つに、「子供がここに住むことになるかどうかわからないから、20~30年もつ家でいい」というのがあります。

日本では、30年もてば良いというのが多いそうですが、ヨーロッパなどでは平気で70年、それ以上もつ家が建てられることが多いそうです。考え方の違いでしょう。

現在、家の中で最も重要視されているのが設備関係(水回り・火回り)だそうです。奥様の力が強いと、まず間違いなくここに時間がさかれ、一番力の入るところだそうです。

確かに、生活の上で重要な事ではありますが、ここにお金をかけて、他を削るというのが本当に良い事なのか・・・

トイレ、
風呂、
キッチン
が少しでも良いものに!と考える人が多いのは、心情的には理解できますが、本当にそれでいいのかなぁ、と思うのです。

水・火周りは、ローンの途中で修理や取り換えが多いとも聞きます。どうせ改修が必要なのであれば、最初にここをグッと我慢してグレードを落とし、長持ちする家にするための基礎・外壁・屋根にお金をかける方が、長い目で見れば良いのではないかと思うのです。

この我慢が難しいのかもしれませんが(笑

当然のことながら、予算gらふんだんにある人は予算配分を考えることなく、好きな家を好きに建てられます。

が、トータルの予算が決まっていて、予算の割り振りを考えなければならない場合の話です。

オオカミが来ないにこしたことはありませんが、それはこちらでは決められません。

来るか来ないかわからないことを考えるのは、とても勇気のいる事ですし、悩みどころです。もしかしたら、考えから外しておきたいところですね。

できる事なら、メンテナスの要らない、あるいは殆ど要らないものがあれば、そちらを選ぶ方が後悔ない人生を送れる可能性が高いのではないかと思います。

瓦屋が好きに言ってると思われるかもしれませんが・・・。

もう一つ大事なことがあります。

それは、長くもつ為の工事をされていること。

新築の瓦屋根では、瑕疵保障の関係もあり、耐震・耐風工法が使われている(と私は信じています)。

どの工事でもそうですが、耐震・耐風を担保する工事の肝心な部分は、仕上がると隠れてしまいます。後からはまずわかりません。

新築時は監督さんが写真を撮ったりしている場合が多いので、大丈夫でしょう。
(ただ心配なのは、撮らないといけない個所が少ない気がします。そこで、当社は肝心な部分はこちらで撮っておき、後でお渡しするようにしています)

問題は、葺き替えの場合。

こちらは、野放しといっても良いような状態です。

非常にまずいです。

問題点を羅列しておきます。詳細については、また説明の機会を持ちたいと思います。

・訪問販売に来た業者に頼む
  営業はノルマがあるでしょうし、安い事はないでしょう。仕事を取ることが第一。工事も別会社の場合が多い。
  (但し、くちはうまい!)

・ホームページ運営会社に工事を頼む
  Webで上位に出てくるので目につき易い。当然工事は別会社。瓦に触ったことも無い人が殆ど。
  (ホームページはプロなので、目を引くような内容を上手にちりばめている)

・現状を説明し、どのような工事をするのかの説明の無い業者に頼む
  当然なのですが、どこがどのように悪いのかを理解せずに工事に取り掛かられるのは不安では?
  瓦自体の性能が耐震・耐風に関係吸うのはわずか。どのような工事をするかが肝心。
  また、どのような工事をしたかが、一番大事。
  (任せてください。いいようにやりますから・・・これが危ない)

・合い見積もりをとって安さに飛びつく
  安いには安い理由があります。

・合い見積もりをとって高い方が安心と安易に考える
  古い方に多いのですが、高いものほど良いものであると考えている人がおられます。
  これを説明するのは非常に難しいのです。

・コーキング業者に安易に頼む
  瓦が飛ばないようにと瓦をコーキングで止めつける方法がありますが、ちゃんとした瓦屋がやらないと雨漏りの原因になることがあります。

等々

ご参考になれば幸いです。

屋根の雨漏りは早めに解決するのが吉

家にとって湿気は嫌なものですが、その中でお雨漏りは、気持ちが滅入ります。

いやいや、恐ろしいのは・・・放っておくとダメージが大きくなり、修理も高額になってきます。

我慢・・・という言葉はある意味美学かもしれませんが、雨漏りにはあてはまりませんね。

今日も雨漏りをしているお宅に調査に行ったのですが・・・それは次の機会においておいて、今回はちょっと特殊な屋根の雨漏り調査のお話です。

だいぶ前から雨漏りはしていたらしいのですが、屋根がかなり高い事もあり登れない(ま、素人の方が登れる高さでもないし、そもそも上るのは危険です)

落ち葉が原因だろう?!との話もありましたが、このとき落ち葉はありません。

そして、雨が降るといつも漏るというわけではないそうです。

足場無しで上がるのは危険な高さですので、山の方から望遠で写真を撮りまして、パソコンで拡大しながら怪しい点を探りました。

それと同時に、天井も色が変わっており貼り換えると言われていたので、遠慮なく天井板を剝がさせていただいて、天井裏に上り調査しました。

すると、

DSCN2189.jpg

やはり、

DSCN2192.jpg

という事は、他も・・・

1487754835415.jpg

やはり・・・

という事は、他の隅も・・・と屋根裏を渡り歩いてみたところ、同様でした。

同じ職人が同じように葺いているので当たり前ですね。

位置が確認できると、悪い場所の憶測が確信に変わります。

(表面上は綺麗に葺かれている屋根の雨漏りは結構多いので注意が必要です)

場所がわかっても、棟が絡むとどのような施工にになっているのか解り難いものでして、ましてや、降り棟・隅棟に簑甲までついていると尚更解り難いものです。

が・・・そこは経験から絞り込みができるのです。何千と施工・修理してきた経験がありますので。

そして、修理の方法も同様です。


こちらの瓦は使用されることの少ないタイプで、おそらく施工した事のない瓦屋さんも多いでしょう。

ただいま、修理中。

本葺きに見えて本葺きでない瓦・・・・そして、実際本葺きの個所もある。そんな屋根なのです。

専門用語が多くてすいません。

簡単に言うと・・・・この修理は「大変だ」ってことだけおわかりいただければ幸いです。

もし、瓦に興味のある方は、簑甲・本葺きなどでググってください。

もう少し、パソコンやブログの腕を上げたら、読みやすいブログにできると思います。

それまで、我慢お願いします。あっ、雨漏りの我慢は禁物です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

凍害の季節ももうじき終わりますが・・・

寒い季節もあと少し。(だと良いのですが・・・)

早く春が来てほしいのですが、勝手なお願いを自然が聞いてくれるわけもなく・・・・いましばらくは寒いのを我慢して、しもやけにも耐えないといけません。

さて、寒さが瓦に与える影響で最も深刻なのが凍害です。

(瓦がはしれとる!という事もあります:広島弁かなぁ?)

比較的暖かい地方で焼かれた瓦を極寒の地域にもっていくと、この現象が起こる場合があります。

また、比較的低い温度で焼かれた瓦に多いです。

そして、それは、屋根の北面で発生することが多いです。

これが、凍害です。

DSCN2057.jpg

DSCN2052.jpg

瓦の一部が剥がれ落ちたようになっています。最悪割れます。

数年でなる場合もあれば、数十年で起こる場合もあります。

家の下から見た場合には、意外にも気づかない場合があります。

二階の窓から一階の北面の屋根を見ると、発見することがあります。

屋根を葺かれて20年以上たっている場合が多いですね。

また、誤解のないように申し上げますが、一部の瓦で発生しているので、すべての瓦で起こっている訳ではありません。

当社では、石州産・三州産という大きな産地であり、高温で焼かれている瓦を中心に屋根工事をしています。

比較的暖かい瀬戸内海沿岸部や、霜のあまり降りない地域では、淡路産の瓦を使う事もありますし、菊間の瓦を使う事もあります。

瓦は産地によって、特色があります。

適材適所と言えるでしょう。

どんな良い瓦でも、使い方を間違えると大変な事になる場合がありますので、注意が必要です。

誤解のないように言っておきますが、瓦や産地の良し悪しを言っているのではありません。あくまでも、適材適所です。

瓦が屋根材として最高に優れている事には変わりありませんので。

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